聞き手・文章:Akane Tachimura
今回は、Matsuri に初参加、目玉のパフォーマンスの一つ、沖縄から琉球忍者のパフォーマンスグループ「レキオスシアター」さんへインタビューを行いました!
Q1. レキオスシアターについて教えてください。
沖縄が琉球という独立国であった頃、ポルトガル人が琉球人のことをレキオ(Lequios、Lequeios)と呼んでいたそうです。友好的で武器を持たず平和を愛する人達と、トメ・ピレス「東方諸国記」(1512~1515)で紹介されております。私共は、138年前まで南海にレキオスと呼ばれていた国があったという沖縄の歴史と琉球の文化を世界に発信していきたいという思いがあり、「レキオスシアター」と命名致しました。
Q2. シアターがある読谷村(よみたんそん)のアピールポイントを教えてください。
読谷村は日本一人口の多い村です。(人口約4万人)レキオスシアターは、年間8万人あまりの観光客が訪れる残波岬(ざんぱみさき)公園という景勝地内にあります。シアターの窓越しに、「泰期」という琉球王国の貿易を大きく発展させた読谷村出身の人物の銅像が見えます。他にも、世界遺産「座喜味城跡」(ざきみじょういせき)や、琉球音楽の始祖と称えられる「赤犬子」(あかいんこ)を祀った「赤犬子宮」(アカイヌクーグウ)等の名所、旧跡が点在する文化村です。
Q3. 忍者体験道場とはどんなものですか?
当シアターでは毎週土曜日に4歳から12歳までの子供達に「ちびっ子忍者体験道場」という、アクロバット、手裏剣打ち、吹き矢、殺陣の指導をしています。他の忍者体験と違うところは挨拶は全て沖縄の昔の言葉を使い、歴史を教えたりしているところです。
道場では6級から1級までのランクを設け、1級に合格すると忍者ショーのステージに上がるチャンスが与えられています。
Q4. 外国人観光客の方はどれくらいいらっしゃいますか?
ショー鑑賞のお客様の7割は外国人の方ですが、その中でもアメリカ、香港、台湾のお客様が多いです。また昼間に海をバックにした野外ステージでショーを行っていますが、そこでは中国のお客様がほとんどです。
Q5. 海外の方向けに何か意識して行っているパフォーマンスはありますか?
忍者ショーは16世紀、琉球王国に仕える「京阿波根」(きょうあはごん)という空手の始祖の物語で、殺陣に空手・古武道の技を駆使したエンターテイメントです。ショーは外国のお客様でもストーリーがわかるよう、言葉を発しない「ノンバーバル手法」を採用しています。
Q6. 今までオーストラリアで活動されたことはありますか?
今回が初めてです。
Q7. Matsuri Japan Festival に参加されるきっかけはなんでしょうか。
昨年10月の琉球忍者のパフォーマンスを観たオーストラリア在住の方からオファーを受けました。
Q8. レキオスシアター様にとって「祭り」とは何でしょうか?
「祭り」とは体験、参加型イベントだと考えております。
レキオスシアターおよび、県内イベントや台湾、タイなどの海外公演でも誰でも気軽に参加できるステージを実行し、高評価をいただいております。
Q9. Matsuri Japan Festival-ではどのようなPR活動をする予定でしょうか?
平均年齢21歳の忍者が空手、古武道を駆使したアクションをシドニーの皆様へお届けします。またパフォーマンスにも使われる空手の発祥地である沖縄に興味を持っていただき、沖縄への誘客に繋げることができればと存じます。
Q10. 最後に、祭りを支えるスタッフ、ご来場されるお客様へメッセージをお願いします。
この度は、琉球忍者という若い集団に発信の場をご提供いただきましてありがとうございます。祭りを盛り上げるべく、一生懸命ステージを努めます。何卒よろしくお願いします。演武前半のスピード感溢れる殺陣、後半の空手の要素を取り入れたダイナミックなダンスにご期待ください。
琉球忍者「レキオスシアター」HP:https://www.ashibi-ent.com
祭りウェブ 編集チーム
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